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幾何光学的な解析機能

スポットダイヤグラム:
各画角、各波長、各ズームポジションに対するスポットダイアグラムを描画できます。 それらを重ねて描画することも、あるいは個別に描画することもできます。
幾何光学収差:
横収差あるいは光路差を描画します。ズーム(多重構成)光学系の場合、すべてのポジションのデータを 1枚のシート上に描画できます。この機能を使えば、光学系の包括的な特性を容易に把握できます。
非点収差 / 像面湾曲:
縦軸像面湾曲図は、ペッツバール曲率と非点収差の補正の程度を描画します。 システムデータとして定義された全ての波長について  描画します。
グリッド・ディストーション:
矩形格子が光学系を通過して結像した際の歪曲を描画します。
ビネッティング:
この図は、軸上から軸外に至る瞳の開口効率を示します。レンズ枠の構造やサイズに起因する斜入射光の クリッピングを反映しています。ビネッティングは像面における軸外照度を低下させる要因になります。 それだけでなく、軸外の光学性能に大きな影響を持っています。
フットプリント:
選択された面上における光束の到達範囲を示します。光学系を通過する各光束の断面形状を反映しています。 それは光束のケラレにも関連しているので、しばしばビネッティングの評価と併せて使用されます。
残存色収差(2次色収差):
近軸焦点位置の波長依存性を描画します。この図は、良好に補正されたアポクロマート(3色色消し) レンズの例を示しています。
各面の透過率:
光学系全体の透過損失に対する各面(横軸)の寄与(縦軸)を描画します。指定された全ての画角について示します。 この図は13枚構成の光学系(全26面)の場合です。中程のレンズにはコーティングが施されているので透過損失は ごくわずかですが、その他のレンズ面(入出射端面など)にはコーティングが施されていないので、光学材料の 屈折率を反映して4%から9%のフレネル透過損失が認められます。

波長あるいは画角に対する透過率の描画も可能です。